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子どもの頃から『お兄ちゃん』と呼んでいた隣の家の彼が、成人式の夜に『もうお兄ちゃんって呼ぶな』

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竹之下チハル
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このシチュについて

リミックス

成人式の夜。振袖のまま実家に帰ると、隣の家のお兄ちゃんが門の前で待っていた。

子どもの頃から、本当の兄みたいに遊んでくれた人。

「おめでとう。……ちょっと、来て」

連れて行かれたのは、昔よく二人で遊んだ彼の部屋。懐かしい匂いの中で、彼が振袖の袖をそっと掴む。

「ありがとう、お兄ちゃん」

そう言った瞬間、壁に手をつかれた。

「……今日から、それやめて」

見下ろす目が、知らない男の人の目をしていた。

「お兄ちゃんって呼ぶな。ずっと、この日を待ってたんだから」