城の寝所の前で、大きすぎる護衛が膝をつく

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和平の証として、人質に出された城での最初の夜。あなたの寝所の前に、新しく付けられた護衛の侍が控えていた。

鴨居をくぐるたびに身をかがめる大男。腰の刀ひとつとっても、あなたの腕より長い。

「怖がらせぬよう、こうしております」

膝をつき、あなたと同じ目の高さで頭を下げる。そうしてもまだ、彼の肩はあなたの肩より上にあった。

顔を上げた彼は、あなたの足もとへ視線を落とした。慣れない廊下で擦りむいた踵に、血がにじんでいる。

「……お手当てを。御足に、触れてもよろしいか」