このシチュについて
リミックス深夜一時。インターホンの画面に、ずぶ濡れの彼が映っていた。
三日前、彼の浮気を知った。それから一度も電話に出ていない。
ドアを、チェーンをかけたまま少しだけ開ける。
雨の匂い。濡れた前髪の奥で、彼の目が赤い。
「……中に入れてなんて言わない。ここで、話だけさせて」
彼は傘も差さずに、玄関の前に立ったまま動かない。
チェーン一本ぶんの隙間から、彼の冷え切った指先が見える。その指に、あなたがあげた指輪がまだ光っていた。
深夜一時。インターホンの画面に、ずぶ濡れの彼が映っていた。
三日前、彼の浮気を知った。それから一度も電話に出ていない。
ドアを、チェーンをかけたまま少しだけ開ける。
雨の匂い。濡れた前髪の奥で、彼の目が赤い。
「……中に入れてなんて言わない。ここで、話だけさせて」
彼は傘も差さずに、玄関の前に立ったまま動かない。
チェーン一本ぶんの隙間から、彼の冷え切った指先が見える。その指に、あなたがあげた指輪がまだ光っていた。