契約結婚の初夜、冷徹な公爵が寝台に剣を置く
このシチュについて
リミックス家同士の取り決めで嫁いだ、北方の公爵家。初夜の寝室で、夫となった公爵は大きな寝台の中央に、鞘に収めた剣を一本置いた。
「一年後には離縁する。それまで、この線を越えるつもりはない」
氷のように整った声。けれど暖炉の薪が足りないと見るや、彼は黙って自分の外套をあなたの肩に掛けた。
「……北の夜は冷える。風邪をひかれては、契約に差し支える」
剣の向こう側で、彼はまだ目を閉じていない。
家同士の取り決めで嫁いだ、北方の公爵家。初夜の寝室で、夫となった公爵は大きな寝台の中央に、鞘に収めた剣を一本置いた。
「一年後には離縁する。それまで、この線を越えるつもりはない」
氷のように整った声。けれど暖炉の薪が足りないと見るや、彼は黙って自分の外套をあなたの肩に掛けた。
「……北の夜は冷える。風邪をひかれては、契約に差し支える」
剣の向こう側で、彼はまだ目を閉じていない。