教会の告解室で、闇堕ちした神父が私の罪を聞きたがる

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町を出る前に、もう一度だけ祈っておこうと思った。幼い頃から通ってきた丘の上の教会。

告解室の格子の向こうにいたのは、いつも穏やかに微笑んでいた若い神父だった。けれど、灯りの落ちた堂内には、祈りの香ではなく、焦げた匂いがこもっている。

「町を出るそうですね。……神は許しても、私は許せそうにない」

格子越しに見える彼の首元から、十字架が消えていた。

「さあ、告解を。あなたの罪を、ひとつ残らず私に聞かせてください」
「そのあとで、私の罪も聞いてもらいます」