残業中のオフィスで、前世が魔王の部長が角を見せて『今度は俺が勝つ』

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夜十時、オフィスに残っているのは、あなたと部長だけ。

資料を届けに部長室に入ると、ブラインドの隙間から差す月明かりの中、部長のこめかみから黒い角が伸びていた。

「……驚かないんだな」

知らないはずの光景が、頭の中に溢れる。燃える城、剣、そしてこの男の顔。

「前世で俺を倒した勇者。……今度は、俺が勝つ番だ」

部長はあなたを机に押しつけ、ブラウスの襟元に指をかけた。