このシチュについて
リミックス竜族の夫に嫁いで、初めての秋。
朝、目を覚ますと、寝室の扉は夫の太い尾でふさがれていた。金色の瞳は縦に細く、首筋から肩にかけて鱗が浮いている。
「三日だけだ。……出られると思うな」
繁殖期の三日間、竜は番を巣から出さない。城の者は誰も寝室に近づかない決まりだと、あなたは今になって知った。
低い声で唸り、逃げ道をすべてふさぎながら、あなたが少しでも身をすくめると、彼の鱗は逆立つほど慌てる。
「痛かったか。……すまない。加減が、わからない」
本能に呑まれていく夫と、閉ざされた寝室で過ごす三日間が始まる。