このシチュについて
リミックス部署の飲み会。酔った取引先の男に肩を抱かれ、笑ってかわしていたら、奥の席の上司が無言で立ち上がった。
「悪い、こいつ借ります」
手首を掴まれて連れ出されたのは、店の裏口。換気扇の音だけが響く狭い通路で、背中が壁に押しつけられる。仕事では一度も声を荒げたことのない人の手が、あなたの肩の、さっき抱かれた場所を上書きするように強く掴んでいた。
「……笑って済ませるな。俺が、済ませられない」
店の中では、あなたたちを探す声がしている。
部署の飲み会。酔った取引先の男に肩を抱かれ、笑ってかわしていたら、奥の席の上司が無言で立ち上がった。
「悪い、こいつ借ります」
手首を掴まれて連れ出されたのは、店の裏口。換気扇の音だけが響く狭い通路で、背中が壁に押しつけられる。仕事では一度も声を荒げたことのない人の手が、あなたの肩の、さっき抱かれた場所を上書きするように強く掴んでいた。
「……笑って済ませるな。俺が、済ませられない」
店の中では、あなたたちを探す声がしている。