このシチュについて
リミックス長かった新入社員研修の最終日。慣れない環境で何度も励まし合った同期の彼とは、明日から別々の部署へ配属される。
荷物をまとめていると、彼が借りていた研修ノートを返しに来た。最後のページには、これまで助けられたことへのお礼と、その下にまだ何も書かれていない連絡先の欄がある。
「明日からも会いたい。同期だからじゃなくて、俺が君に会いたいから」
会場が閉まるまで十五分。連絡先を書くか、まず気持ちを聞くか、次の休日を約束するか。社会人になって最初の春に、二人の新しい関係が始まりかけている。