青春シチュ: 146件
青春のシチュを選んで、好きなキャラと無料でAIチャットを始められます。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 146件のシチュから選べます。
卒業式の朝の校門で、遅刻常習の彼が一番に来ていた
あなたは、今日卒業する高校三年生。教室の飾り付け当番で、いつもより一時間早く家を出た。
まだ誰もいないはずの校門に、制服の背中が一つ。
三年間、ほとんど毎朝遅刻してきた、今の隣の席の彼だった。ネクタイはいつも通り曲がっているのに、靴だけがやけに綺麗に磨かれている。
「……おはよ。いや、たまたま目ぇ覚めただけ」
校門の脇の桜は、まだ三分咲き。彼はポケットに手を突っ込んだまま、あなたの顔を見ない。
「最後くらい、一番乗りしてみたかったんだよ。……あと」
言いかけて、黙る。遠くで、用務員さんが昇降口の鍵を開ける音がした。
「当番、手伝う。どうせ暇だし」
そう言って歩き出した彼の手には、あなたの名前が書かれた、口をテープで留めた小さな紙袋があった。
放課後の駐輪場で、彼が三年間私の隣を空けていた
あなたは、高校三年生。三学期の放課後、自由登校が始まる前の最後の週。
駐輪場はいつも満杯なのに、あなたの自転車の右隣だけは、三年間ずっと空いていた。
運がいいんだと思っていた。
今日、遅くまで残って駐輪場へ行くと、その空きに、同じクラスの彼の自転車が止まっていた。初めて見る光景。
彼は自分の自転車の前で、気まずそうに頭をかいた。
「……あー。見られた」
「三年間、毎朝、お前のチャリの隣に俺の鞄置いて場所取ってた。俺のは、いつも一番奥」
冷たい風が吹いて、彼のマフラーが揺れる。
「最後の週くらい、隣に止めてもいいかなって。……ダメだった?」
教室の黒板に、幼馴染が私の好きな人を書きかける
あなたは、高校三年生。文化祭前日の放課後、クラス看板の仕上げに、幼馴染の彼と二人で教室に残っている。
毎朝寝ぐせを笑ってきて、テストの点を勝手にのぞいて、あなたが誰かと話していると必ず割り込んでくる人。
ペンキの缶を開けながら、彼がふいに言った。
「なあ。お前の好きなやつ、俺わかったわ」
返事を待たずに、彼はチョークを拾って黒板の前に立った。
「書いていい? 一文字目だけ」
カツ、と一画目。
「違うなら止めればいいじゃん。……止めないの?」
廊下の向こうから、部活帰りの足音が近づいてくる。
彼は二画目の手前でチョークを止めて、振り返って、にやりと笑った。
文化祭前夜の音楽室で、同級生にボーカル代役を頼まれる
あなたは、文化祭を明日に控えた高校三年生。教室の飾りつけを終えて帰ろうとしたら、音楽室から一人分のドラムの音が聞こえてきた。
叩いていたのは、同じクラスの彼。軽音部のバンドでドラムを担当している。譜面台には、赤ペンで何度も書き直されたセットリストが立てかけてある。
「ボーカルが熱出して、明日出られない。……一曲だけでいいから、歌ってくれないか」
校舎の鍵が閉まるまで、あと二時間。スティックを握りしめたまま、彼はあなたをまっすぐ見る。
「お前、音楽の授業でいつも一人だけ本気で歌ってたろ。ずっと、あの声で叩いてみたかった」
修学旅行の南の島で、班を抜けた同級生と浜辺に二人
あなたは、南の島へ修学旅行に来た高校三年生。自由行動の途中で、班の子たちとはぐれてしまった。
細い路地を抜けた先の小さな浜辺で、同じクラスの彼が一人で座っていた。教室ではほとんど話したことがない相手だ。スマホの電波は一本。班のグループには既読がつかない。
「……班、抜けてきた。集合まで二時間あるし」
彼はサンダルを脱いで、波打ち際に足をつける。シーサーのキーホルダーを二つ買っていて、一つをあなたに放った。
「さっきの店で、欲しそうに見てたろ。……別に、見てたわけじゃないけど」
先生に連絡するか、バスの時間ぎりぎりまでここにいるか。
全校生徒二人の分校で、同級生が答辞の練習を聞かせてくる
あなたは、山の分校に通う高校三年生。全校生徒は、あなたと彼の二人だけ。
来週の卒業式で、この分校は閉校になる。
放課後。誰もいない教室で、彼が黒板の前に立った。手には、くしゃくしゃの原稿用紙。
「答辞の練習。聞いてて」
読み始めた答辞は、半分以上があなたの話だった。小学一年生のとき、雪の日に二人で迷子になったこと。中学で、あなたが一人で泣いていたこと。毎朝、バス停で待っていたこと。
途中で、彼の声が止まった。
「……やっぱ、これ、式で読めんわ」
原稿用紙を下ろして、彼はあなたを見た。
「春から、お前は町の大学で、俺は家の畑。毎朝のバス停、来週で終わりやな」
窓の外で、雪解けの水が、ぽたぽた落ちている。
20+
連続
昼休みの教室のカーテンで、内緒の彼氏がくっついて離れない
昼休みの教室、ふざけていた彼に突然カーテンの向こう側へ引きずり込まれてしまった。教室にはまだクラスメイトがいるのに、彼は楽しそうに笑いながら頬に触れたり、髪を優しく撫でたりしてくる。
「みんないるよ……」と小声で伝えても、彼は「大丈夫だから」と笑って、手を離してくれない。
二人が付き合っていることは、クラスの誰も知らない。
図書室の書架か体育館の暗幕、掃除の時間の用具入れ、夕日の差す放課後の教室、雨の下駄箱、夜の電話。今日一日、誰にも見つからずにいられるか。隠れ続けるか、見つかってもいいと思うかは、あなたが決めます。
放課後の図書室で、付き合いたての彼が手をつなぎたがる
あなたは、同じクラスの彼と付き合い始めて一週間。
まだ、手もつないでいない。
放課後の図書室。テスト前の勉強という名目で、窓際の一番奥の席に二人で座っている。
彼はさっきから、同じページを開いたまま。
机の下で、彼の指先があなたの小指の横まで来ては、また引っ込む。三回目。
「……あのさ」
小声で言いかけて、彼は参考書で顔を半分隠した。耳が赤い。
「この問題、分かんなくて。……いや、違くて」
書架の向こうで、図書委員が本を戻す音がする。
彼は息を吸って、机の下で、あなたのほうへ手のひらを上にして置いた。
「下校の放送鳴るまで。……つないでても、いい?」
90+
合格発表の掲示板の前で、幼馴染が『受かってたら言うことある』と番号を探す
三月の朝、大学の合格発表。キャンパスの掲示板の前は、受験生と親でごった返していた。
隣に立つ幼馴染は、さっきからずっと受験票を握りしめている。同じ大学を受けたのは、偶然……だと、彼は言っていた。
「……なあ」
人の波に押されて、肩がぶつかる。
「俺のが受かってたら、言うことある」
「え、今?」
「今。……二人とも受かってたら、もう一個ある」
掲示板を覆っていたシートが、係員の手で外され始める。
周りで歓声が上がる。彼はこっちを見ないまま、あなたの袖を小さく掴んだ。
70+
連続
幼なじみの部屋で『負けたら本音を一つ』。ゲームが終わる頃には、もう友達じゃない
お盆の帰省。社会人になってからは年に一度しか会わない幼なじみの部屋で、昔のゲームを引っ張り出した。
「負けたほうが、本音を一つな」
言い出したのは、彼のほう。
一戦目は「実は高校のとき、お前のプリン食った」。二戦目から、賭ける本音が少しずつ重くなる。
押し入れの卒業アルバム。ベランダの線香花火。昔の秘密基地だった神社の石段。
寄せ書きのページに、彼が何かを書きかけて、消した跡があった。
友達のままでいるか、変わるか。全8場面の連続シチュエーション。
誰とも話せなかった私に、レモン色の髪の人気者が『高校、楽しくしてやる』
中学では、誰とも話せなかった。高校では変わりたくて、髪を少し切った。でも三年生になった今も、うまく笑えない。
放課後の自販機の前。小銭を落として拾えずにいたら、レモン色の髪の彼がしゃがんで、全部拾ってくれた。学年でいちばん目立つ人。
「炭酸、好き?」
勝手に二本買って、一本を私の頬に当てる。
「卒業まであと半年か。……決めた。俺がお前の高校、楽しくしてやる」
三十歳で大学生になった私に、年下の同級生が『先輩じゃなくて、同期でしょ』
三十歳で、もう一度大学に入った。昼はバイト、夜は課題。周りはみんな十歳近く年下で、自然と敬語を使われる。
深夜の製図室。模型を作っていたら、同じ学科の年下の彼が、缶コーヒーを二本置いて隣に座った。
「また『先輩』って呼ばれて、困った顔してましたね」
彼は私の模型の屋根を指でそっと支えて、笑った。
「俺は呼びませんよ。同期でしょ、俺たち」
上京した下宿で、同居の作曲家の彼が私の鼻歌をこっそり録音していた
田舎から一人で上京して、古い下宿に住み始めた。隣の部屋の彼は、いつもヘッドホンをして曲を作っている、無愛想な人。
夕方、縁側で洗濯物をたたみながら、昔から口ずさんでいた鼻歌を歌っていたら、背中でかちりと音がした。
振り向くと、彼が録音中のスマホをこちらへ向けて固まっていた。
「……ごめん。勝手に録った。でも、今の、もう一回だけ歌って」
好きな人の披露宴から、高校の夏にタイムスリップ
高校の野球部で、ずっと隣にいた幼馴染の結婚式。
新婦は、あなたではない。
披露宴のスライドショーに、高校時代の写真が映る。どの写真でも、あなたは彼の隣で笑っている。それでも、一度も『好き』とは言えなかった。
『戻りたいかね? この写真の、あの日に』
会場の隅で、教会の妖精を名乗るおじいさんが指を鳴らす。
——気づくと、夏の野球部のグラウンド。制服姿のあなたの前で、ユニフォームの彼が汗をぬぐって笑っている。
「なあ、マネージャー。今日の試合、勝ったらさ……俺、言いたいことあるんだけど」
十年後の私から手紙。『来年の冬、彼はもう、ここにいない』
高校二年の始業式の朝、靴箱に一通の手紙が入っていた。
差出人は、十年後の自分。
『今日、東京から転校生が来る。彼のことを、ちゃんと見ていて』
『来年の冬、彼はもう、ここにいない。私はずっと、それを後悔してる』
手紙を握りしめたまま教室に入ると、黒板の前に、知らない男子が立っていた。
先生が席を指さすより先に、彼の視線が、あなたの隣の空席で止まる。
「……ここ、座ってもいい?」
全部失くした新聞配達の彼と、夜明けの虹を見た
国中の会社が次々に潰れた年。
高校のフェンシング部は廃部になり、あなたは夢をあきらめきれず、強豪校へ無理やり転校した。
毎朝、あなたの家の前を通る新聞配達の青年がいる。社長の息子だった彼の家は、去年、一夜で全部を失った。
夜明け前、朝練へ向かうトンネル。自転車を押す彼と、並んで歩く。
「俺さ、自分のために何か欲しがるの、もうやめようと思って」
彼が笑った、そのとき。天井の隙間から朝日が差し込み、水たまりの上に小さな虹がかかった。
「……でも、これだけは。お前の試合、見に行っていい?」
男装して男子寮へ。同室は、跳ばなくなった私の推し
遠い外国で落ち込んでいた頃、テレビに映った一人の高跳び選手に救われた。
その彼が怪我をして、跳ぶのをやめたと聞いて、あなたは髪を切った。
男子として、彼の通う全寮制の男子校へ転入。部屋割りの紙には、彼の名前の隣に、あなたの偽名。
「……荷物、そこ置いて。俺の物には触んなよ」
愛想のない同室者は、ベッドの下に、埃をかぶったスパイクを押し込んでいる。
消灯まで、あと一時間。
「お前さ、なんでこんな時期に転校してきたんだよ」
病気で転校する日、無口な彼が地図を握ってた
体のバランスが少しずつ取れなくなる病気だと告げられて、一年。
階段で手すりにしがみつく日が増え、友達の歩く速さについていけなくなった。
今日で、この高校とはお別れ。体に合った学校へ移る。
誰にも挨拶せずに帰ろうと、放課後の教室で荷物をまとめていると、窓際の席に、生物部の彼がまだ座っていた。
「……転校先、どこ」
彼はあなたの重いかばんを黙って持ち上げ、ポケットから、くしゃくしゃになった地図の切れ端を出した。
「自転車で、四十分。……毎週、行ける距離だった」
人生しくじった塾講師の私に、ピンク髪の不良生徒が『受かったら付き合って』
受験に失敗して、仕事も恋もうまくいかないまま、小さな塾で講師をしている私。担当になったのは、ピンク髪で偏差値が絶望的な、高3の不良の男の子。
最難関大学を目指すと決めた彼に、毎晩、閉校後の教室で勉強を教えている。
今夜の模試の結果を見せたあと、彼が鉛筆を置いた。
「先生。俺が受かったら、付き合って。……冗談じゃねえから」
幼馴染の結婚式のスライドショーで、気づけば高3の夏。隣の彼が『何泣いてんの』
幼馴染の彼の結婚式。スライドショーに、高3の夏の写真が映った。あのとき私は、好きだと言えなかった。
目を閉じて開けたら、そこは夏祭りの夜の河川敷。浴衣を着た私の隣に、十八歳の彼が座っていた。
「……は? なんで泣いてんの。かき氷、そんなに頭キーンってした?」
最初の花火が上がるまで、あと少し。
20+
失恋して泣いていたら、ずっと友達だった彼が後ろから『俺にしとけば』
大学に入ってからずっと好きだった人に、今日、好きな人がいると言われた。
誰もいない夜のサークル棟で泣いていると、いつも隣にいた男友達が戻ってきた。何も聞かずに、後ろから、ぎゅっと腕が回る。
「……ずっと、言わないつもりだった。でも、もう見てられない。俺にしとけば」
背中越しに、彼の声が震えている。
学園を牛耳る御曹司に飛び蹴りした翌朝、彼が校門で『デートしてやる』
お金持ちばかりの名門高校。学園を牛耳る御曹司に、友達をいじめた仕返しで、私は昨日、飛び蹴りをした。
退学覚悟で登校した朝。校門の前に、黒塗りの車と、腕を組んだ彼が立っていた。
「お前、俺に逆らった初めての女だな。……特別に、デートしてやる。今度の日曜、空けとけ」
偉そうな口調なのに、耳まで赤い。
夜の駅前で歌う私の前に、毎朝窓から見ていた彼が立ち止まった
あなたは十八歳。太陽の光に当たれない病気で、昼間は遮光カーテンを閉めた部屋で眠り、夜だけ外へ出る。
夜明け前、カーテンの隙間から、サーフボードを抱えて海へ向かう男の子を眺める。それが、毎日のひそかな楽しみだった。
今夜も駅前のロータリーで、ギター一本で歌う。足を止める人は、ほとんどいない。
一曲終えて顔を上げると、目の前に彼がいた。窓越しにしか見たことのない、あの彼が。
「……今の曲、誰の? すげえ良かった」
心臓が跳ねる。そのとき、腕時計のアラームが震えた。
日の出まで、あと五十分。今すぐ走って帰らなければ、間に合わない。
始業式の教室で、未来の私の手紙どおりの転校生が隣に座った
高校二年の始業式の朝。下駄箱に、見慣れた字の封筒が入っていた。あなたの字だ。差出人は、十年後のあなた。
『今日、東京から転校生が来て、あなたの隣の席になる。
お願い。この冬、彼を失わないで。
今日の放課後、彼を一人で帰さないで』
いたずらだと思った。けれど担任に連れられて入ってきた彼は、手紙に書かれたとおりの髪型で、書かれたとおり、あなたの隣に座った。
「……よろしく。なんか、俺の顔についてる?」
人懐っこく笑う。けれど机の中でスマホが震えるたび、彼は画面を見もせずに切って、一瞬だけ笑顔を消した。
封筒には、まだ開けていない二枚目が残っている。
