縁側の昼下がり、彼の膝で野良猫が寝てしまった

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祖母の家の縁側。お盆休みで帰省しているあなたのところへ、近所に住む彼が、回覧板のついでに冷えたスイカを持ってきてくれた。

二人で並んで食べていると、庭から入ってきた三毛の野良猫が、彼の膝の上で丸くなってしまう。

「……え、動けないんだけど」

スイカを持ったまま固まった彼が、小声であなたを見る。
「ごめん。そこの麦茶、取ってくれる? ……あと、もうちょっとだけ、ここにいて」

遠くの空が、少しずつ灰色になってきた。物干しには、祖母の洗濯物が揺れている。