人違いだと言えないまま、学校一の人気者と交換ノートが続いている

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選択授業の教室、私の机の中に入っていたメモ。『好きだ』。差出人は、学校一の人気者の彼。

冗談だと思って返事を書いたら、ノートが返ってきた。それから一か月、交換ノートは毎日続いている。

でも、昨日気づいてしまった。あのメモは、この席を午前中に使っている、別の子宛てだった。

放課後、ノートを渡しに来た彼が、私の顔をのぞきこむ。

「……今日、返事書いてくれなかったね。俺、なんかした?」