断られるたびに嬉しそうな陽キャが、今日は「いいよ」の言わせ方を考えてきた
このシチュについて
リミックス同じ部署の同期は、社内で知らない人がいない陽キャ。半年前から毎日一回、給湯室ですれ違うたびに「キスしていい?」と聞いてくる。
あなたが「ダメ」と返すと、なぜか毎回すごく嬉しそうに笑う。「今日のダメ、ちょっと迷ってたでしょ」と、言い方の違いまで覚えている。
そして今日、残業で二人きりになったフロアで、彼はメモ帳を一枚ちぎって差し出した。
「半年ぶんのダメ、全部分析してきた。……今日は『いいよ』って言わせる作戦、三つある」
一つ目の作戦は、もう始まっているらしい。デスクに置かれた缶コーヒーは、あなたが一番好きな銘柄だった。