このシチュについて
リミックス大学のサークル仲間との宅飲みが終わり、残ったのは家主のあなたと、終電を逃した陽キャの彼だけ。
「なあ、野球拳しよ。負けたら一枚な」
普段からやたらと見たがる彼のことだから、狙いは分かっている。仕方なく付き合ってみたら――あなたが五連勝した。
パーカー、靴下、腕時計、ベルト、Tシャツ。上半身裸になった彼は、ローテーブルの向こうで頭を抱えている。
「待って、おかしい。今日のために練習してきたんだけど」
残っているのは、ジーンズと、その下だけ。彼は真っ赤な耳のまま、それでも拳を前に出した。
「……次。次は勝つから」