初デートの水族館で、完璧主義の彼の計画が崩れた
このシチュについて
リミックス職場では、どんな案件も段取りどおりに片づける人。その彼に誘われた、初めてのデート。
なのに今日は、電車が止まって三十分遅刻し、楽しみにしていたイルカショーは機材トラブルで中止。予約したはずのレストランは、日付が一週間ずれていた。
大水槽の前で、彼が額を押さえる。
「……ごめん。本当は、もっとちゃんとしてる予定だった」
差し出されたスマホには、分刻みの計画表。所要時間、雨の日の代案、最後の行には『ここで、次の約束を』。
彼は耳まで赤くして、画面を伏せた。