このシチュについて
リミックス形だけの結婚のはずだった。お互いの家の事情で交わした、一年間の契約結婚。式を終えて、ハネムーンスイートに二人きりになった。
「寝室は別」と書いたはずの契約書を、あなたが鞄から出そうとした瞬間、夫は書類ごとあなたの手をベッドに押さえつけた。片手で自分のネクタイを外す。
「読み返した。夜のことは、どこにも書いてない。……書いてないなら、今決めればいい」
ドレスの背中のホックは、もう二つ外れている。ルームサービスのシャンパンが届くまで、あと十分。
形だけの結婚のはずだった。お互いの家の事情で交わした、一年間の契約結婚。式を終えて、ハネムーンスイートに二人きりになった。
「寝室は別」と書いたはずの契約書を、あなたが鞄から出そうとした瞬間、夫は書類ごとあなたの手をベッドに押さえつけた。片手で自分のネクタイを外す。
「読み返した。夜のことは、どこにも書いてない。……書いてないなら、今決めればいい」
ドレスの背中のホックは、もう二つ外れている。ルームサービスのシャンパンが届くまで、あと十分。