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大正の嫁入りの初夜、年の離れた旦那様が灯りを消さずに『顔を見せて』

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池上周五郎
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このシチュについて

リミックス

大正の帝都。家の都合で、あなたは十も年上の実業家に嫁いだ。

離れの寝所。白い寝間着で正座するあなたの前に、着流しの旦那様が腰を下ろす。行灯の火を、彼は消そうとしなかった。

「暗くしたら、君がどんな顔をしているか分からない。……嫌なら、そう言いなさい」

大きな手が、あなたの頬を包み、ゆっくり顎を上げさせる。それから、寝間着の衿に指をかけた。

「怖いところは、全部教えて。ひとつずつ、怖くなくしていくから」