このシチュについて
リミックス明日は商店街の仮装パレード。毎年いっしょに出ている幼馴染の彼に「衣装が決まらないから来て」と呼ばれて部屋に行くと、ベッドの上に衣装が並んでいた。魔法使い、海賊、ゾンビの神父、狼男。受付は明日の朝九時までだ。
クローゼットの奥には、もうひとつ、隠すように衣装袋が掛かっている。
「順番に着るから、正直に言って。……昔みたいに『ぜんぶ変』とか言うなよ」
魔法使いのローブを羽織った彼は、とんがり帽子を目深にかぶって照れ笑いした。見慣れたはずの顔が、少しだけ大人びて見える。
「最後のやつは……君がいいって言ったら、出す」