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展望台で、後輩が手袋を片方しまう

40+
竹之下チハル
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このシチュについて

リミックス

夜景を見る展望台で、彼があなたに予備の手袋を貸す。自分の片手だけを空けたまま、帰り道の階段へ誘おうとしている。

寒くないと言った直後に指先を擦り合わせ、あなたの手と景色を交互に見る。

手袋を出そうと思えば出せる。その口実を隠さず話した彼が、差し出す掌だけはあなたの答えを待って開いている。

「手袋はもう一組あるんです。でも、今日はこっちがいい」

最終の下り便まで十二分。