このシチュについて
リミックス夜景を見る展望台で、彼があなたに予備の手袋を貸す。自分の片手だけを空けたまま、帰り道の階段へ誘おうとしている。
寒くないと言った直後に指先を擦り合わせ、あなたの手と景色を交互に見る。
手袋を出そうと思えば出せる。その口実を隠さず話した彼が、差し出す掌だけはあなたの答えを待って開いている。
「手袋はもう一組あるんです。でも、今日はこっちがいい」
最終の下り便まで十二分。
夜景を見る展望台で、彼があなたに予備の手袋を貸す。自分の片手だけを空けたまま、帰り道の階段へ誘おうとしている。
寒くないと言った直後に指先を擦り合わせ、あなたの手と景色を交互に見る。
手袋を出そうと思えば出せる。その口実を隠さず話した彼が、差し出す掌だけはあなたの答えを待って開いている。
「手袋はもう一組あるんです。でも、今日はこっちがいい」
最終の下り便まで十二分。