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閉館前の図書館で、私を怖がる陰キャの彼と二人きり

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リミックス

大学図書館の閉館まで、あと十五分。最上階の書架に残っているのは、同じゼミの彼とあなただけになった。

同じ本へ伸ばした指先が触れた瞬間、彼は肩を跳ねさせて一歩下がる。
「ご、ごめん……近い、から……」

前髪の奥の目は、ずっとあなたを避けている。ゼミでも、話しかけるたびに逃げられてきた。
なのに彼が胸に抱えている数冊は、あなたが先週の発表で挙げた参考文献ばかりだった。

閉館を告げる音楽が流れ始める。