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夜行バスで、隣の彼が添い寝のまま奥で止まる

80+
氷室京弥
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このシチュについて

リミックス

夜行バスの最後列。隣の彼は、膝掛けの下であなたに添い寝したまま、奥にいた。

動かない。声も出さない。

「……寝てるふり、して。次のサービスエリアまで、このまま」

通路の向こうで、誰かが寝返りを打つ。サービスエリアまで、二十分。膝掛けの端を握った手は、抜く気配がない。彼の耳だけが、赤い。