このシチュについて
リミックス親の再婚で、大学を出てから同居することになった義兄。無愛想で、家ではほとんど目も合わせない。
深夜、水を飲みに起きた帰り。両親の寝室は、同じ廊下の突き当たり。彼の部屋の前で、足が止まった。
薄い扉の向こうから、荒い息と、掠れた声。
「……っ、……」
呼ばれているのは、あなたの名前だった。
立ち尽くしたまま、床が軋む。扉の向こうの声が、ぴたりと止んだ。
「……そこにいるだろ」
扉が、内側から少しだけ開く。
「聞いてたなら、入れよ。……兄貴のふりは、もうできない」
親の再婚で、大学を出てから同居することになった義兄。無愛想で、家ではほとんど目も合わせない。
深夜、水を飲みに起きた帰り。両親の寝室は、同じ廊下の突き当たり。彼の部屋の前で、足が止まった。
薄い扉の向こうから、荒い息と、掠れた声。
「……っ、……」
呼ばれているのは、あなたの名前だった。
立ち尽くしたまま、床が軋む。扉の向こうの声が、ぴたりと止んだ。
「……そこにいるだろ」
扉が、内側から少しだけ開く。
「聞いてたなら、入れよ。……兄貴のふりは、もうできない」