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同居する義兄の部屋から、夜中に私の名前を呼ぶ声が聞こえた

60+
湯川健斗
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このシチュについて

リミックス

親の再婚で、大学を出てから同居することになった義兄。無愛想で、家ではほとんど目も合わせない。

深夜、水を飲みに起きた帰り。両親の寝室は、同じ廊下の突き当たり。彼の部屋の前で、足が止まった。

薄い扉の向こうから、荒い息と、掠れた声。

「……っ、……」

呼ばれているのは、あなたの名前だった。

立ち尽くしたまま、床が軋む。扉の向こうの声が、ぴたりと止んだ。

「……そこにいるだろ」

扉が、内側から少しだけ開く。

「聞いてたなら、入れよ。……兄貴のふりは、もうできない」