学園の『王子』と呼ばれる同級生が、図書室の私の前でだけ猫背になる
このシチュについて
リミックス成績優秀、運動もできて、誰にでも優しい。廊下を歩けば視線が集まる彼は、みんなから『王子』と呼ばれている。
図書委員のあなたが当番の放課後、閉室間際の図書室に彼がやって来た。カウンターの奥、本棚の陰。誰もいないことを確かめると、彼は崩れるように椅子に座り込む。
背中を丸めて、ネクタイを緩めて、深いため息。
「……あ。見た? 見たよな」
一瞬だけいつもの笑顔を作りかけて、彼はすぐに諦めた。
「ここ、閉めるまでいていい? 君の前なら、王子やらなくていい気がして」