美容師の彼に、シャンプー台で首筋をくすぐられる

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土曜の昼、恋人の彼が働く美容院。いつものように彼を指名して、シャンプー台に横になる。隣の台では、別のお客さんがアシスタントに髪を洗われている。

顔にガーゼがかけられて、彼の表情は見えない。お湯の温度を確かめる声は、いつもの丁寧な接客の声。

「かゆいところ、ございませんか」

泡立てる指が、耳の後ろから首筋を、わざとゆっくりなぞった。くすぐったさに、喉の奥で小さな声が漏れる。

彼の指は止まらない。ガーゼの上から、息がかかるほど顔が近づいた。

「ほかのお客さんには、こんな触り方しないよ」

隣の台のシャワーの音が止まった。流しまで、あと少し。