同棲部屋で、彼のパーカーが膝まで隠れた

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同棲を始めて一ヶ月。洗濯が間に合わなかった朝、あなたは彼のパーカーを借りて袖を通した。

肩は落ち、袖は指先より余り、裾は膝のあたりまで届いている。

寝室から出てきた彼が、ドアの前で固まった。頭ひとつ半ぶん上から見下ろして、余った袖口をつまむ。

「……いや、知ってたけどさ。小さすぎない?」

笑ってごまかすくせに、大きな手は袖をつまんだまま離れない。もう片方の手が、確かめるみたいにあなたの手のひらへ重ねられる。

指の長さが、関節ひとつ分違った。