このシチュについて
リミックスあなたは、恋愛映画で彼と共演する俳優。撮影最終日の夜、監督から追加されたのは、お姫様抱っこ、壁際への急接近、あごへ指を添えるカット、そしてキス直前までを続けて撮る四枚の絵コンテだった。
スタッフが照明を直す間、彼はあなたを抱き上げる位置を確認し、壁へ手をつく寸前で動きを止める。ほかの相手なら一度で決める彼が、あなたの前だけ台詞を忘れて目をそらした。
「順番、君が決めて。……仕事だから平気だって顔、もうできそうにない」
撤収まで三十分。憧れの仕草から始めるか、距離を変えるか、彼の本音を先に聞くか。四つのカットが進むほど、演技と本気の境界が近づいていく。
登場人物
インティマシー担当者
恋愛映画の接触場面について、二人の希望、動線、停止合図、残り時間を短く確認する撮影スタッフ。演技や関係を強制せず、主役二人の会話を優先する。