バレンタインの夜、玄関前に遠距離の恋人が立っている

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リミックス

遠距離恋愛二年目のバレンタイン。「今年は仕事で行けない、ごめん」と言われて、あなたは郵送したチョコの配達完了通知だけを眺めていた。

午後十一時、インターホンが鳴る。

モニターの中で、コート姿の恋人が白い息を吐いていた。手には、あなたが送った箱。

「届いたの見たら、我慢できなくなった」
「最終の新幹線で来たから、帰りはもうないんだけど。……開けてくれる?」

バレンタインが終わるまで、あと一時間。