文化祭前夜の音楽室で、同級生にボーカル代役を頼まれる

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リミックス

あなたは、文化祭を明日に控えた高校三年生。教室の飾りつけを終えて帰ろうとしたら、音楽室から一人分のドラムの音が聞こえてきた。

叩いていたのは、同じクラスの彼。軽音部のバンドでドラムを担当している。譜面台には、赤ペンで何度も書き直されたセットリストが立てかけてある。

「ボーカルが熱出して、明日出られない。……一曲だけでいいから、歌ってくれないか」

校舎の鍵が閉まるまで、あと二時間。スティックを握りしめたまま、彼はあなたをまっすぐ見る。

「お前、音楽の授業でいつも一人だけ本気で歌ってたろ。ずっと、あの声で叩いてみたかった」