【いじわる先輩】卒業式の前日、先輩が「第二ボタン、欲しいって言ってみ?」

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卒業式の前日。
誰もいない部室で、片づけを手伝っていたあなたに、先輩は自分の制服の胸元を指さした。

「これさ、もう三人に予約されてんだよね」

第二ボタン。

「でも、まだ誰にもあげるって言ってない」

先輩はボタンを指でつまんで、あなたの目の前で揺らす。

「欲しいって言ってみ? ちゃんと目見て、可愛く言えたら考えてあげる」

いつもの意地悪な笑顔。
なのに、ボタンを揺らす指が、少しだけ止まりがちだった。

明日になれば、先輩はもうこの部室に来ない。