図書館の自習室で、絶対に照れない堅物の先輩を照れさせる
このシチュについて
リミックス大学の図書館、閉館前の自習室。向かいの席に座るのは、ゼミの先輩。
成績は学年首席、表情はいつも同じ。合コンの誘いも、後輩の差し入れも、「勉強の邪魔だ」の一言で終わらせる人。ゼミの女の子たちの間では、「あの人を照れさせたら伝説」と言われている。
あなたはノートの端に小さく書いて、先輩のほうへ滑らせた。
〈先輩って、照れたことあります?〉
先輩はペンを止めずに、その下へ書き足して返してくる。
〈ない。興味もない〉
閉館まで、あと三十分。
――さっきから先輩は、同じページを二回めくっている。