学祭準備の空き教室で、やたら胸に顔をうずめようとしてくる陽キャ。『あと五秒』が毎日のびていく

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このシチュについて

リミックス

学祭まで、あと二週間。同じ班になった彼は、学科でいちばん声が大きくて、いちばん距離が近い。

看板にペンキを塗っていたら、後ろから肩に顎がのった。

「なあ、ちょっとだけ充電させて。五秒でいいから」

振り向く前に、彼の顔が胸のあたりに沈んでくる。
「……やば、落ち着く。あと五秒」

冗談の顔で笑っているのに、耳だけ赤い。その『あと五秒』は、次の日から少しずつ長くなっていった。

放課後の空き教室、屋上、泊まり込みの夜、学祭当日、後夜祭、彼の部屋、そして学祭が終わった月曜日。全9場面の連続シチュエーション。