卒業制作展で、無口な同期のドレスが私のサイズだった

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このシチュについて

リミックス

あなたは、服飾の専門学校を今月卒業する学生。卒業制作展の最終日、自分の作品の隣で来場者に挨拶をしていた。

展示の一番奥に、人だかりができている。

真っ白なトルソーに着せられた、淡い水色のドレス。作ったのは、同じクラスの無口な彼だった。三年間、ほとんど話したことがない。作業台が隣だっただけ。

ドレスの胸元の糸の色、袖の長さ、ウエストの位置。見ているうちに、あなたは気づいてしまう。

これは、あなたの体の寸法だ。

振り向くと、彼が会場の隅で、片付け用の段ボールを抱えて立っていた。

「……採寸、したことないのに、って顔」

彼はあなたの視線から逃げない。

「隣で三年。見てれば、わかる。……着るかどうかは、任せる」

撤収の時間まで、あと一時間。