閉店後のバーで、強面のバーテンダーが罵られたがる

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このシチュについて

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あなたは、半年前からこのバーに一人で通っている常連客。

先週、しつこく絡んできた男性客を、あなたは冷たい一言で黙らせた。そのとき、カウンターの奥で、彼の手が一瞬止まったのを覚えている。

閉店後、片付けを終えたカウンター。客を一睨みで黙らせる強面のバーテンダーが、グラスを磨く手を止めた。

「一つ、頼みがある」

カウンターを回ってきた彼は、あなたのスツールの前で、なぜか床に膝をついた。

「あんたがほかの客に言ってた、あの冷たい言い方。……俺にも、言ってほしい」
「情けないとか、気持ち悪いとか。全部、あんたの声で」

見上げてくる目は、いつもの怖い目のまま。でも、カウンターの縁を握る指が、わずかに震えている。