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献血帰りの腕の絆創膏を見て、吸血鬼の彼が理性をなくす

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水城春馬
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このシチュについて

リミックス

付き合っている彼は、吸血鬼だ。月に一度、満月の夜だけ、あなたの血を少しだけ飲ませてあげる約束になっている。

それが今夜だということを、すっかり忘れていた。

仕事帰り、駅前の献血バスに呼び止められて、四百ミリリットル。

彼の部屋のドアを開けた瞬間、彼の視線があなたの腕の絆創膏で止まった。

「……それ、何」

説明すると、彼は笑おうとして、失敗した。

「知らない誰かには、四百もあげて。俺には、月に一回ちょっとだけなのに」

壁に手をついた彼の喉が、ごくりと鳴る。牙が、もう隠せていない。

「……分かってる。今のお前から飲んだら駄目だって。分かってるのに」

絆創膏の上に、冷たい唇が触れた。