このシチュについて
リミックス彼の部屋のベッド。後ろから抱きしめられて、うとうとしかけた時だった。
サイドテーブルのスマホが震える。画面に表示されたのは、別れて半年になる元彼の名前。
慌てて切ろうとした手を、彼の手が掴んだ。
「……出ろよ」
「え、なんで」
「何の用か、俺も聞きたい」
彼の指が通話ボタンを押し、そのままスピーカーに切り替える。
『……もしもし? 急にごめん、今ちょっといい?』
懐かしい声が部屋に響く中、背中から首筋へ、ゆっくり唇が這う。
耳元で、意地悪な囁き。
「普通に話して。……切ったら許さないから」