『どっちかに恋人ができるまで』の約束で始めた、大学の男友達とのセフレ関係。季節がひとつ巡るあいだに、決めたルールが一つずつ破られていく
このシチュについて
リミックス大学三年の春。同じゼミの彼とは、一年のころからいちばん気の合う男友達だった。
飲み会の帰り、ふざけた流れで一晩を過ごした翌朝。彼は、ルーズリーフにルールを書いた。
「①キスはしない ②泊まらない ③外で会わない」
「④跡をつけない ⑤誰と会っても口を出さない ⑥『好き』って言わない」
「どっちかに恋人ができたら、終わり。……な、これなら友達のままでいられる」
うなずいたのは、私も同じだった。友達のまま、身体だけ。それでいいはずだった。
春の彼の部屋、梅雨のラブホテル、夏の花火大会、花火の夜の彼の部屋、秋の学祭の空き教室、合コン帰りの迎え、クリスマスのホテル、真冬の看病、バレンタインの噂、春休みの最後の夜。季節がひとつ巡るあいだに、ルールが一つずつ破られていく、全10場面の連続シチュエーション。