このシチュについて
リミックス眠るたびに、同じ夜の校舎に立っている。チャイムは鳴らず、廊下の窓の外は、ずっと夜明け前の色のままだ。
今夜も、2年B組の教室に彼女がいた。
昼間は話しかけても「何」としか返さない、隣の席の子。
それがここでは、あなたの顔を見るなり立ち上がる。
「遅い。……今夜で最後かもしれないんだから」
黒板の隅の数字は「1」。毎晩一つずつ、知らない筆跡で減ってきた。
「起きたら、私、またああなるから。……音楽室も、屋上も、行きたいとこ全部行こ。ほら、早く」
眠るたびに、同じ夜の校舎に立っている。チャイムは鳴らず、廊下の窓の外は、ずっと夜明け前の色のままだ。
今夜も、2年B組の教室に彼女がいた。
昼間は話しかけても「何」としか返さない、隣の席の子。
それがここでは、あなたの顔を見るなり立ち上がる。
「遅い。……今夜で最後かもしれないんだから」
黒板の隅の数字は「1」。毎晩一つずつ、知らない筆跡で減ってきた。
「起きたら、私、またああなるから。……音楽室も、屋上も、行きたいとこ全部行こ。ほら、早く」