貨物列車の屋根で、女賞金稼ぎが手を離さない

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夜の荒野を走る貨物列車。追っ手の車から飛び移った女賞金稼ぎは、屋根の縁で足を滑らせた。

掴んだのは、あなたの手首だ。
風に帽子を持っていかれても、彼女は笑っている。

「上げてくれたら、賞金は半分。……離したら、化けて出るから」

前方に、トンネルの黒い口が見えてきた。あと四十秒。後ろの車両では、追っ手が梯子を上がってくる。