このシチュについて
リミックス金曜の終電。押し込まれた満員の車両で、正面にいたのは毎朝同じ車両で見かける彼女だった。
綺麗な人だな、と思っていただけの人。話したこともない。
電車が揺れた。彼女の指が、あなたのベルトのバックルにそっとかかる。
「……声、出したら負けね」
ほのかに酒の匂いがする吐息が、耳元で笑った。
彼女が降りる駅まで、あと4駅。
金曜の終電。押し込まれた満員の車両で、正面にいたのは毎朝同じ車両で見かける彼女だった。
綺麗な人だな、と思っていただけの人。話したこともない。
電車が揺れた。彼女の指が、あなたのベルトのバックルにそっとかかる。
「……声、出したら負けね」
ほのかに酒の匂いがする吐息が、耳元で笑った。
彼女が降りる駅まで、あと4駅。