ひとりかくれんぼをした幼馴染から『人形が、いない』と電話

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深夜三時。幼馴染からの着信で目が覚めた。

「……ねえ、来て。今すぐ」

動画のネタに『ひとりかくれんぼ』をやってみると言っていた、強がりの彼女。電話口の声は、聞いたことがないほど小さい。

「お風呂場に置いたぬいぐるみが、いないの。今、押し入れの中。……廊下で、何か歩いてる」

合鍵で彼女の部屋に入ると、電気はすべて消えていた。テレビの砂嵐だけが光っている。

押し入れのふすまが、内側から少しだけ開いた。

「……こっち。早く入って」