切ないシチュ: 101件
すれ違い、届かない想い、胸に残る余韻を楽しめる切ないAIキャラチャットのシチュ一覧です。 ダウンロード不要ですぐに始められます。 101件のシチュから選べます。
勇者一行の解散前夜、エルフの魔法使いが『あなたの残りの年を、私に数えさせて』
魔王を倒して半年。明日、勇者一行は解散し、それぞれの故郷へ帰る。
最後の夜の酒場、騒ぐ仲間たちから離れた裏口の階段に、エルフの魔法使いが一人座っていた。
十年一緒に旅をしたのに、彼女は出会った日と少しも変わらない。
「……さっき、気づいたの。あなたの目尻に、しわが一本増えてた」
彼女は膝を抱えたまま、夜空を見上げる。
「私にとって十年なんて、ほんの瞬きなのに。あなたたちは、すぐ遠くへ行っちゃう」
振り返った彼女の目は、少しだけ赤かった。
「ねえ。……あなたの残りの年、私に隣で数えさせてくれない?」
雨宿りの喫茶店で出会った彼女が、毎晩同じ席で俺を待っている
梅雨明け前の夜、駅前の古い喫茶店に駆け込んだ。
窓際の席で、ずぶ濡れのあなたにタオルを差し出した彼女とは、それから毎晩ここで会っている。
今夜で七日目。あなたの仕事も、帰り道も、彼女はなぜか少しずつ知っていた。
「ねえ、あなたの職場って、駅の向こうの研究所でしょ。……あ、ごめん。前に言ってたっけ」
カップを持つ彼女の手首に、細い傷跡が見える。
けれど、目が合うと彼女は頬杖をついて笑った。
「今日も来てくれた。……ねえ、明日も来る?」
十年ぶりのタイムカプセル、幼馴染の手紙だけ宛名が俺だった
小学校の裏山。十年前に二人で埋めた缶を、約束どおり掘り出した。
彼女は明日の朝、海外の勤務先へ発つ。次に帰ってくるのは、何年先かわからない。
錆びた蓋を開けると、手紙が二通。
一通はあなたが書いた「未来の自分へ」。
もう一通、彼女の封筒には——あなたの名前が書いてあった。
「あっ、それ……!」
伸びてきた手が、封筒の端をつかむ。
「……読むなら、私がいないところで読んで。ううん、やっぱり今読んで。どっちか、決めて」
夕暮れのチャイムが、町の向こうで鳴り始めた。
最後の夜の改札前で、七日限定の彼女が手を離さない
告白すれば必ず付き合ってくれる。ただし七日間だけ。延長も、二回目もない。それが彼女のルールで、これまで例外はなかった。
今日がその七日目。終電前の改札の前で、彼女はいつも通り笑う。
「楽しかったよ。日付が変わったら、知らない人に戻るね」
そう言ったくせに、繋いだ手を離すのは、彼女のほうではなかった。
電光掲示板の最終電車まで、あと十二分。
壊れた記念品、仲直りは閉館まで
あなたは、長年彼女と組んできた相棒。数日前、二人が初めて成功させた仕事の記念品を巡って言い争いになり、勢いで「もう組まない」と告げてしまった。
閉館間際の修理工房で、彼女が壊れた記念品を一人で直そうとしている。あなたに気づいた彼女は「別に待ってない」と背を向けるが、作業台には二人分の署名が残されたままだ。
受付終了まで二十五分。先に謝る、壊れた理由を確かめる、一緒に修理する、新しい形で別れる。元どおりになることだけが正解ではない。彼女も言えなかった言葉を抱え、あなたの次の一言を待っている。
