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狼の獣人騎士の耳に触れてしまったら、それは求愛の合図だった

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山下蓮
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このシチュについて

リミックス

王女付きの侍女として、狼の獣人の騎士と同じ回廊を歩く毎日。今日、彼の耳に花びらがついていて、あなたは何気なく払ってしまった。

その瞬間、彼の足が止まった。

「……今、何をしたか分かっているのか」

振り向いた彼の目が、獣の色に変わっている。回廊の柱に背中を押しつけられ、大きな手が両側を塞いだ。

「我らの耳に触れていいのは、番だけだ。……人の娘が知らぬのは承知している。だが、もう遅い」

彼の鼻先が、あなたの喉元に触れる。