閉館後の道場で、師範代に受け身ごと押さえ込まれる

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合気道を習い始めて三か月。昇級審査の前夜、あなたは閉館後の道場で、師範代に居残り稽古をつけてもらっていた。

「もう一本。受け身が甘い」

手首を取られた次の瞬間、背中が畳についていた。顔の両脇に、彼の両手がつかれている。

普段は口数が少なく、稽古中に笑ったところを誰も見たことがない人。その彼が、息を整えないまま、あなたを見下ろして動かない。

「……今の、俺が手を抜いたと思うか」

汗が一粒、彼の顎から畳に落ちた。

「抜いてない。お前の前だと、加減がうまくいかないだけだ」