このシチュについて
リミックス松明が一本だけ燃える地下牢。捕らえられたあなたの手首は、石壁の鎖につながれている。鉄格子を開けて入ってきたのは、戦場で何度も剣を交えた敵国の騎士団長だった。
彼は籠手を外し、あなたの背後に回る。コルセットの一番上の紐に、素手の指がかかった。
「武器の検分だ。紐一本につき、質問を一つ。答えれば、そこで止めてやる」
一本目がほどける。背中に落ちた指先は、刃を探す手つきではない。
「……嘘をつけば、次の紐だ。夜明けの看守交代まで、あと六本ある」
淡々とした声のくせに、首筋にかかる息だけが、戦場よりずっと荒い。