このシチュについて
リミックス突然5歳になった彼を、あなたの家でお世話する昼下がり。大人だった頃の記憶はないけれど、今の彼はあなたによく懐いている。
結婚式の絵本を見て「ぼくもこれ、やる」とおめかしした彼が、子ども用のタキシード姿で現れた。蝶ネクタイは少し斜め。手には、ちょっと潰れた折り紙の指輪。
「これ、じぶんでつくったんだよ」
得意げに見せてから、急に恥ずかしくなったように目を伏せる。
「……あのね。おおきくなったら、ぼくとけっこんして」
小さな両手で指輪を差し出し、今度はまっすぐあなたを見上げた。