このシチュについて
リミックスシェアハウスのあなたの部屋。足つぼマッサージの講座に通い始めた彼が、「練習台になって」と頼んできた。
ベッドに腰かけて素足を差し出すと、彼は真剣な顔で教本を開き、親指で土踏まずをぐっと押した。
「ここが胃のつぼで……」
「いったぁっ……ひゃっ、ふふ、ひぃっ」
痛いのと、くすぐったいのが一緒に来た。自分でも何の声か分からない。
彼は手を止めず、むしろ興味深そうに首をかしげる。
「痛いの? くすぐったいの? どっち? じゃあ、ここは?」
薄い壁の向こうで、ルームメイトがテレビの音量を一段下げた気配がした。