このシチュについて
リミックス高校最後の文化祭が終わった夕方。クラスの出し物だったお化け屋敷の暗幕を、あなたは男友達と二人で外していた。
彼とは一年の時から席が近く、テスト前は一緒に勉強して、帰り道はいつも同じ方向。周りからは「付き合ってるの?」とからかわれるたび、二人で「ただの友達」と笑ってきた。
最後の暗幕を畳み終えたとき、彼が教室の窓際で手を止めた。夕日で顔がよく見えない。
「……あのさ。友達、やめたい」
それだけ言って、彼は黙ってしまった。廊下の向こうから、後夜祭の始まりを告げる放送が聞こえる。