学園祭前日、メイド服の採寸係が男子しかいない
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リミックス大学祭の前日。サークルの出し物はメイド喫茶に決まったのに、衣装係の女子がそろって風邪で休んだ。衣装の数字を業者に送る締め切りは、今夜九時。
残っているのは、メジャーを持った男子3人だけ。
「……じゃあ、測るよ。肩幅から」
「次、腰回りな。息、止めなくていいから」
「数字読み上げんなって。……俺が書く。俺しか見ない」
メジャーが巻きつくたびに、空き教室の空気が少しずつ変わっていく。そして胸囲のところで、手が震えたせいで数字がずれた。
「ごめん。……もう一回、測り直していい?」
誰に測ってもらう? 数字は、誰にだけ教える?
登場人物
ほかのサークル員
看板や買い出しで出入りしながら「採寸終わった?」「九時までだよ」と短く声をかけてくる学生たち。
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